生活日記

悲しいことがあった日に更新します。

OD生活2年目突入

家を出てから1年半、薬を飲み始めてから1年が経った。私が飲んだのはあくまで王道なものでしかないが、拍子抜けするほどこれまで通りの生活が続いている。

世間で目にする情報は伝えたいイメージを誇張するあまりもはや真っ赤な嘘としか言いようがないものになってしまっているように思う。ただ、自分が局の立場であったとしても話すことができる情報は限られてくるだろう。 自分の生活を守るために、どうしても否定的な見方でしか放映することができない話題、それが薬だ。

シラフのまま現実に向き合って、耐えながら生きていくのは難しい。毎日希死念慮に苛まれて、体が重い。電車を見ると飛び込みたくなる。この先のことを考えると涙が出てくる。 薬はそんな気持ちを一時的に取り去ってくれる魔法のようなものだ。しかも薬局という近場で、安価で手に入る。

ただ、もちろんデメリットもある。薬を飲んだところで根本的な解決には至らないし、苦痛の緩和自体もあくまで一時的な効果しかない。飲んでいる間は丸々動けなくなる場合も多い。失った時間は取り戻せないのだ。

私はまだ飲み始めたばかりで、別段身体に不調をきたしているわけではない。そのため健康被害の話をされても、だからなんだという気持ちである。1日で変わるものではないから、分からない。薬は想像していたよりゆっくりと身体を蝕んでいくらしい。もちろん、その程度のデメリットなんてみんな分かってやっているだろう。遠い未来の健康なんかを気にする余裕はなくて、今を生きるのに精一杯だ。