生活日記

悲しいことがあった日に更新します。

市販薬への依存について

(完成させてから上げようとするといつまで経っても終わらないような気がしたので、備忘録も兼ねて先に置いておく。気が向いた時に文章を整える予定)

 

ここ1ヶ月、常に何かしら身体の中に入れて過ごしている。職場に着く前にブロンを飲み、花粉症を理由にレスタミンで追い討ちをかけ、薬が切れた頃にまた酒を飲む。そんな生活をしているうちに、いつしか正気の境目がわからなくなっていた。友人に会う前に飲んでいたこともあったし、職場で飲むこともあった。

また、休前日に飲む薬も普段の量では効かなくなってきて、予定外の量を飲んだり複数の薬を混ぜて使うようになった。

 

そんな状態でも一応健康には気を遣っていて、昼間は数錠から十数錠の接種に留めた。大した量じゃないから大丈夫。そう思っていたが、薬が切れた状態を知らないだけだった。うっかりしていたのか、ある日手持ちの薬が切れて、ひと月ぶりにシラフを味わう羽目になった。

 

「自分の認識が間違っているだけで、本当はすでにおかしくなっているのかもしれない」そんな妄想に取り憑かれながら過ごす日々。

 

一度やったら終わりというわけではない。けれど、知らず知らすのうちに、量が増えて、頻度が増えて、
「自分はまだ大丈夫」「ちゃんと制御して使っている」「ベンゾジアゼピン系の薬など、巷で言われる依存性のある薬は使っていない」
そう思っているうちに気付いたら日常が飲み込まれている。そして、ある時ふと自分の頭がおかしくなっているかもしれないことに気づく。薬を飲んだ直後の罪悪感と、効き始めてからの高揚感。効果が抜けるにつれて心地良い気分の昂りが理由のない不安に変化する。

ODに限らず、自分自身の変化を捉えることは難しい。過去のアルバムを見て、ようやく自分自身の変化に気づく人も多いだろう。おそらく…もちろん薬の種類によるだろうが、「一度やったら終わり」というものではない。気付いたら侵食されている。

 

最近は薬を控えるように気を付けている。
今日はお守りがわりにカバンに入れてこそいるものの、何も摂取していないし、昨日だって仕事終わりにウォッカを一口飲んだきりだ。それでも、ふとした拍子にブロンに手を出してしまう。薬が効き始めてからは

ああ!なんて素晴らしいんだ!!!このまま死んでも構わない!

むしろそうしたいような気になってくる。


やめたい、と思うのは自分が社会から外れて、おかしな道に迷い込んでしまったことに気づくから。頭の中で確実に何かが変わっていて、自分自身の判断すら信じていいものか分からなくなるから。このまま進んだら終わってしまう。そんな気がする。わかっているのに、これだけ怯えていたことを忘れてふとした時にまた買い求めてしまう。

理由は簡単で、取るに足らない。やけになって、だとか、単純な暇つぶしたとか。薬が切れた頃にまた鬱になって、後悔の渦に絡め取られる。これが実情だと思う。

 

「我慢し続けている」状態。いつだって頭の片隅には薬が存在していて、飲もうか飲むまいか悩んでいる。今日も鞄の底にはブロンを忍ばせていて、仕事でミスをしたとか会社の人との面談があるとか下らない理由を探して薬を飲むための口実を求めている。

1日のうちで数時間忘れる瞬間があればいい方で、シラフの世界のつまらなさにうんざりしながら、諦めて、日々を過ごしている。

 

追記:2022/11/16 歯にヒビが入った。ODをするとカルシウムの吸収効率が下がって歯や骨が脆くなるらしい。多少身体が蝕まれたところで薬を嫌いになる事はないし、憎むこともないが。自分の人生に悪影響を及ぼすと分かっていても嫌いにはなれない。

使用量が増えるにつれて明らかに情緒が不安定になるうえ、沈む幅も増えて、ドツボにハマるとどうしようもない。トータルの幸福度で見ればマイナスかもしれない。